オーストラリアでアシスタントナースの資格を取るにはいくつか選択肢があります。
学校はお金と時間がかかるのでしっかり考えて選びたいですね😊
この記事で詳しく説明していきたいと思います。
- ワーキングホリデービザと学校選び
- コースの種類
- 費用と英語力
- まとめ
ワーキングホリデービザと学校選び

まずはワーキングホリデービザの要項を確認する必要がありますね。
オーストラリアの ワーキングホリデービザ(Working Holiday visa, サブクラス417または462) には、就学に関していくつか条件があります👇
📚就学条件
- 最長4か月(17週間)まで就学可能
(語学学校、専門学校、大学などのコースを含む) - コースを変えて通うことは可能だが、基本的には1つのコースに連続して通えるのは4か月まで
📌注意事項
ワーホリビザの主目的は「休暇と就労」であり、就学は「短期の補助的な活動」と位置づけられています。そのため、学生ビザのような長期就学はできないようになっています。

次に、上記の就学条件・期間を守ったうえで、学校を選ぶ必要があります。
17週間でアシスタントナースの資格を取るためには、ワーホリビザ期間用のコースを選ばなければいけません。
なぜなら、資格を取るのに基本的には6か月必要だからです。
私が知っている中で、シドニーで17週間で資格を取れる学校は以下2校です。
・Charter Australia
・ワールドアベニュー
この2校がなぜ17週間で取得できるようになっているかというと、日本で看護師として働いた経験が1年以上あることを条件としているからです。
そのため、日本で看護師経験が1年以上あることが必須になります。
そして、この条件をみていただければ分かる通り、日本人の看護師さん向けのコースになっているので、コースはほとんど日本人の方ということになります。

どちらの学校が良いかはそれぞれの学校をしっかり比較して検討してみてください。
評価や評判はすぐに調べられると思います!
私はさまざまな情報をもとに、Charter Australiaに通いました。
コースの種類

アシスタントナースの資格取得のためのコースが2種類あります。
そもそもアシスタントナースの正式名称はAIN(Assistant in Nursing)と呼ばれています。
オーストラリアで AIN(Assistant in Nursing) として働くためには、通常 Certificate III レベルの資格 が必要になります。
🏥 AIN向けの代表的なCertificate
Certificate III in Individual Support (Ageing / Disability / Home and Community)
・主に Aged Care(高齢者介護)や在宅・障害者サポート向け
・Nursing home(介護施設)や在宅ケアでの就職に有利
・「AIN」というより「Care Worker」「Support Worker」としての役割
・基本的にこのCertificateでは病院に勤務することができない
Certificate III in Health Services Assistance (Assisting in Nursing Work in Acute Care)
・Acute care(急性期病院)でのAIN就業に直結する資格
・病院で AIN(看護助手) として働くために最も一般的な資格
・コース内容は、病棟業務補助、観察・記録、感染管理、患者移送・介助など
・このCertificateの場合はAged Careなどの施設で働くことも可能
🏥まとめると
施設系・在宅介護中心 → Certificate III in Individual Support
病院系中心 → Certificate III in Health Services Assistance
ということになります。

このブログは病院で働くアシスタントナースを目指すブログなので、病院で働くためには
Certificate III in Health Services Assistanceを選べば良いということになります。
費用と英語力

コースは選べたけど、気になるのは費用と英語力ですよね!
私はCharter Australiaに通ったのでCharter Australiaについてお伝えします。
費用と英語力に関してはざっくり目安をお伝えします。
費用に関しては学校・年度によるので、詳しい金額は学校のHPや学校に直接問い合わせするのが確実かと思います。
💰費用
まずは、Certificate III in Individual SupportとCertificate III in Health Services Assistanceでは金額が異なり、Certificate III in Health Services Assistanceの病院コースのほうが少し高くなっています。
私は大体ですが日本円で80万円くらいだったかと思います(入学金・教材費・実習費などを含む)。
※Charter Australiaの場合は、Certificate単体のコースと、それにプラスで医療英語コースも合わせたコースの2種類がありました。
私は医療英語コースは取らなかったので約80万円くらいでした。医療英語コースも取った場合は100万円くらいだったかと思います。
※ちなみに、Certificate III in Individual Supportの施設コースの方は、病院コースより10~15万円くらい安く設定されています。
📚英語力
入学条件としてIELTSのスコア基準がどちらのコースにも設けられています。
・Certificate III in Individual Support(施設コース) IELTS(AO)4.5以上
・Certificate III in Health Services Assistance(病院コース) IELTS(AO)5.5以上

IELTSを受験したことがない方は、スコア基準が高いと感じた方もいるかと思います。
学校によっては救済措置のようなものが設けられていることが多いです。
(確か、ワールドアベニューは特に基準がなかったように思います。)
📚IELTS(AO)5.5以上が難しいと思った方
Charter Australiaに関していうと
学校が用意した入学テストがあり、それに合格すればIELTSのスコアがなくても入学可能です。(学校が準備したテストはIELTSよりは簡単になっています)
ただ、医療英語コースを取らないといけないなど条件がついてくる場合もあるので、IELTSスコアを取るのが厳しいなと思っている方は学校に相談してみてください。

ただ、私から少しアドバイスがあります。
上記の学校は日本人を対象にしているのでクラスメイトはほとんど日本人になると思いますが、授業や実習はもちろん全て英語になります。
授業を問題なく理解したり、資格を取得後にAINとして病院で働くことを見据えた場合、IELTS5.5以上は取得して臨んだほうが良いと思っています。
👩⚕️私の場合ですが、IELTS(AO)6.0を取得し、学校のテストは受けずに入学しました。
授業はほとんど問題なく理解することができましたし、課題の量は多いですが、課題に関しても特に問題なく提出できました。
ただ、実習や実際に病院で働きはじめてからは、もっと英語力が必要だと痛感しています。
まとめ
🏫ワーキングホリデービザの就学期間内でAINの資格を取得できる学校は2校🏫
・Charter Australia
・ワールドアベニュー
個人的におすすめなのは(評判や費用的に)、わたしが実際に通ったCharter Australiaです。
実際の費用は年度などで変わるので、学校に問い合わせしてみてくださいね!
Charter Australiaには日本人サポーターの方が常勤していますので、日本語での問い合わせも可能です。
📚英語力📚
正直に言うと、あるに越したことはないです。
ただ、そう言ってしまうと抽象的で勉強も捗りづらいと思うので、まずはIELTS(AO)5.5以上を目指すと良いと思います。
これは、学校が始まり、就職活動が始まったら、自分を少しでも楽にしてくれる助けとなると思います。
Charter Australiaが、ということではないですが、そもそも学校というのは、少しでも多くの人が入学してくれたら良いので(学校もビジネスなので)、なので入学に関して学校が準備したテストなどでハードルを下げる救済措置があります。
学校としては資格発行したらお役御免な部分もあるでしょうし(もちろん就職サポートをしてくれますが)、実際に就職できなくてもそれは学校の責任ではない部分もあります。
本当に病院でAINとして働きたい場合は、しっかりと英語力を備えてから来ることが大事になります。
なぜなら、英語力が高くても就職に苦労している方はいるからです。そうなると、英語力が低いと、その時点で足切りになるという現実もあるからです。

今回は資格の取り方について説明しました。
みなさんの選択や準備に少しでも役に立てばいいなと思っています。
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